【中国時報】孫文の理想 台湾で実現 建国100年で総統


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 馬英九総統は10日、中華民国建国100周年に当たる国慶節に臨み、「百年の奮闘、民主台湾」と題してスピーチを行い、100年前の辛亥革命当初、国父・孫文の理想は中国では実現できなかったが、今台湾で結実していると述べた。

 馬総統は、中華民国は100年前の今日、アジアで初めて生まれた民主共和国であり、その理想は、民主的で自由な気風にあふれた、現在の台湾の姿にほかならないと述べた。
 馬氏は自身の思い出にも触れ、60年前、両親が1歳だった氏を伴い嵐の中、自由と安定を求めて香港を離れ、台湾の土を踏んだ経緯も語り、自らが台湾を故郷としていることを強調した。世界的な競争社会の中で生き残るには、これからの10年が鍵になるとも語り、国民の結束を呼び掛けた。