11日、沖磯連「魚遊会」の知念友樹さんは、午前5時に通称「那覇一文字北の新堤」に渡った。沖磯連のメンバーから尾長グレの目撃情報があったからだ。知念さんによると、一般に尾長グレのトップシーズンは12月から2月とされているが、この時期の尾長グレは比較的警戒心が薄く、ヒットする確率が高いという。
この日も尾長グレを期待してコマセをまくが、姿が見えない。しかし本命は見えなかったが、この日の知念さんは朝一番にジグでオニヒラアジの2キロを釣ったり、スズメダイを生き餌にロウニンアジの4キロを釣ったり、フカセ釣りでもヒレーカーなどを釣り上げ絶好調。午後2時すぎになって、ようやく本命の尾長グレ2匹が姿を見せるようになった。2匹とも50センチくらいの良型でコマセに反応して浮いたり沈んだりして、見え隠れしている。本命の姿を確認した知念さんは、早速ハリス2号の全遊動仕掛けで狙ってみるが、ヒットするのはヒレーカーばかり。午後2時50分になって、浮いてきた尾長グレの前に仕掛けを落とすが素通り、さらに仕掛けを4メートルくらい沈めたところでもう1匹がヒット。慎重にやり取りをして釣り上げたのは50・8センチ2・33キロの良型だった。
水辺感謝の日
財団法人日本釣振興会沖縄県支部では水辺感謝の日の16日、多くのボランティアが参加して、県内6カ所を一斉清掃した。宜野湾仮設避難港には県内最多の188人のボランティアが参加して周辺の清掃を行った。また、釣り人でにぎわう夢咲公園前の海岸では、ボランティア以外にも現場にいた多くの釣り人が、いったん釣りをやめて清掃に参加した。
朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、マナーを守って安全に釣りを楽しみましょう。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)