【中国時報】台中市 バス一部無料で利用急増 タクシー客激減、頭抱える


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 「台中のバスは運賃が高い」という悪いイメージを払拭(ふっしょく)するため、台中市が今年6月から、最初の8キロはバスに無料で乗れるキャンペーンをスタートしたところ、旅行者にも好評で大成功。一方、タクシー運転手は利用者の激減で頭を抱えている。

 キャンペーンは、ETCや地下鉄などの共通プリペイドカード「悠遊カード」など4種の交通関連カードのうち1枚持っていれば、降車の際最初の8キロ分の運賃が無料になるというもの。この措置で、バスの利用者が急増している。一方、当初、キャンペーンの影響はないとしていた台中市の予想が大きく外れ、タクシー客は激減。運転手の生活にも支障が出ているため、ガソリン代の一部補助やタクシー会社の公有化などの検討を行っている。