羽地内海キス好調


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 日本には4種類のキスが棲息(せいそく)し、沖縄にはホシギスとモトギスの2種類が棲息している。一般に多く釣れているのはホシギスで、モトギスに比べ頭でっかちで、淡い黄白色で、死ぬと体側にいくつもの暗色斑点が現れるので区別できる。一年中釣れるのだが、一般には9月終わりごろから12月中ごろがベストシーズンとされている。

 10月19日、サンノリーの与那嶺功さんは、釣りガールの石川麗華さんと釣り初体験の天久萌さんを連れて羽地内海のキス釣りに出掛けた。午前10時、屋我地ビーチで手こぎボートを借りて2隻に分乗。当日は北東の風が強く、曇り時々雨の天気予報だったが、羽地内海は穏やかで時折太陽も顔を出す好天に恵まれた。最初はボート着き場近くの水路を狙ったがアタリがないので、なんま森前の水深1~2メートルの浅場にポイントを移した。するとすぐに20センチのキスがヒット。体に似合わない強い引きに、石川さんもびっくり。最初は気味悪がっていたゴカイの餌付けも慣れてきて、その後も15~20センチのキスを15尾追加した。釣り初体験の天久さんも、キスのほか、チヌの25センチや小型のタマン、ヤマトビーなどを釣って初めての釣りを楽しんだ。初心者からベテランまで楽しめるキス釣りはこれから最盛期を迎える。

 屋我地ビーチは(電話)0980(52)8123。

 朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、マナーを守って安全に釣りを楽しみましょう。
 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

19日、屋我地のボート釣りでキス他を釣った(左から)天久萌さんと与那嶺功さんと石川麗華さん
16日、泡瀬一文字でオキアミを餌に66・5センチ、4・22キロのタマンを釣った宮城直人さん
16日、福花でチヌ16尾を数釣りした高野廣木君(中川小6年、右)と田島快飛君(読谷小3年)
11日、慶良間で40センチのヒレーカーとタマンを釣った仲宗根朝春さん
22日、泡瀬海岸でシガヤーダコ38匹を釣った城間敏さん
16日、那覇で50センチ、2.03キロのカーエーを釣った上原裕幸さん
23日、石垣一文字で165センチ、22キロのオニカマスを釣った新城至さん(フィードマン)
23日、当添漁港周辺を釣り場清掃した皆さん