【中国時報】台北の中学校 プロ棋士養成クラスが人気


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 台北市の大安中学が2000年の創立の際に開設した「棋士養成特別クラス」が大変な人気だ。当初は初段が入学条件だったが、申し込み殺到で、今年は4段以上ではないとクラスに入れない大盛況。来年からは5段を申し込み条件にすることも検討している。

 今年の新入生は4段が5人、5段が7人、6段が7人とハイレベル。男子17人、女子4人の割合だ。午前中は通常の授業を受け、午後は囲碁の指導を受ける。各種の試合で得た賞金は、1割を学校に納入することになっており、学校経営にも貢献している。担当の教諭によると、特別クラスの生徒には、発達障害気味の者が多く、通常の授業では集中力の欠如が見られるが、いったん囲碁の時間になると驚くべき記憶力や論理的思考を発揮するとしている。