チヌは濁りを釣れといわれるように、この時期、海が荒れて濁りが出るとチヌが釣れる確率がぐんと高くなる。先週は荒れた天気が多く各地でチヌが釣れた。
17日、チーム「くわさー」の吉本優一さんは朝8時からチヌを狙って泡瀬海岸にチヌ釣りに出掛けた。
フカセ仕掛けで竿(さお)を出すと10~20センチ級の小チヌが2尾釣れた。そして午前11時の最満潮1時間前の同10時、勢いよくウキが消し込んだ。竿を立ててあわせると、これまでと違った重量感。沖に向かって一気に10メートルほど走ったかと思ったら右に左に走り回る。ハリスが1・5号なので無理はできない。2~3分ほど慎重にやり取りして釣れたのは44・8センチ、1・31キロのミナミクロダイだ。狙い通りにチヌが釣れたと喜ぶのもつかの間、30分後に再びウキが消し込んだ。先ほどのチヌよりも大物と直感した吉本さんは慎重にファイトしたが、痛恨のハリス切れ。しばらく粘ったがアタリがなくなったので納竿(のうかん)した。逃がした魚は大きいといわれるが、確実に大物がいると確信した吉本さんのチヌ狙いはこれからますます熱くなる。
シガヤーダコ釣り大会
13日、泡瀬干潟を会場にシガヤーダコを対象にしたユニークな釣り大会が開催された。「干潟あしびぃ」と名付けられた本大会は発起人の仲底正美輝さんの呼び掛けでブログ仲間38人が集まって開催され、シガヤーダコなど3匹の重量を競った。大会終了後は干潟を清掃して、自然の恵みに感謝した。
天気の悪い日が続きますが、マナーを守って安全に釣りを楽しみましょう。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)