【中国時報】台湾新幹線、2度目の開通延期 国会から強い批判


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 台湾の交通部(国土交通省)は22日、台湾高速鉄道(通称:台湾新幹線)の開通延期が確定したと発表した。第三者機関による認証は11月上旬になる見込みで、11月末には、高雄・板橋(台北郊外)間で営業を始めたいとしているが、2度目の開業延期に、国会でも強い批判の声が上がっている。
 台湾高速鉄道当局によると、開業延期は第三者機関からシステムの試運転時間数が不足していると強く指摘されたため。このため開業に必要となる同機関の認証と審査委員会による実地審査が行われていない。
 政府と高速鉄道当局は、遅くとも来年の旧正月の1カ月前には、運行を開始し、帰省ラッシュを緩和したいとしているが、予定している1日19往復の便の運行に必要な35人の運転手も確保できていない。まだ多くの問題を抱えている。