【中国時報】医療ツアー増に滞在日数が障害 医学界、規制緩和要望へ


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 台湾の医学界は、政府が推し進めている中国からの医療ツアー受け入れが、日数制限のため実現が難しいものになっているとして、規制緩和を求めることにした。現在の制度では日数が短いため、観光ツアーとしての魅力に欠け、集客が難しいと訴えている。

 具体的には、2009年から発給が始まった医療ビザの適用と適用条件の緩和を求めるというもの。現在のところ発給対象は重篤な疾病や中国での治療が困難な患者に限られており、審査が厳しいため、これまでの発給数も550と少ない。
 台湾政府は今年から、北京、上海、厦門の住民に限り、医療目的での渡航ビザの発給を始めた。しかし、滞在期間が4日と短いため、整形手術などを受けることはできても、観光を楽しむ余裕はなく、利用者は少ない。