最多7363人、海外は5317人 ウチナーンチュ大会まとめ


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 10月の第5回世界のウチナーンチュ大会(同実行委員会主催)に県外から参加した正式人数は、2006年の第4回大会より2400人余多く、約1・5倍の7363人に達したことが大会事務局のまとめで分かった。そのうち海外からの参加者は前回より924人多い5317人。いずれも過去最多。

3月の福島第1原発事故で海外県系人の間に一時、放射能汚染などへの不安が広がったが、大会は東日本大震災の被災地支援の狙いもあることがその後浸透し、多くの参加につながった。
 照喜名一大会事務局長は「困っている時にこそ駆け付けてくれる、これこそが沖縄ワールドだ。チムグクルを感じる。10年前の大会も米国での同時多発テロで大会中止の風評が流れたが、それを乗り越え成功した」と県系人に感謝した。
 大会は沖縄セルラースタジアム那覇を主会場に、10月13日から4日間、多彩なイベントを繰り広げ、若い世代のウチナーンチュたちがウチナーアイデンティティーや県系人ネットワークの継承・発展を宣言した。(新垣毅)