【中国時報】米牛解禁セール消費者が殺到 販売見合わせる業者も


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 四月二十五日、輸入解禁後初の米産牛肉が台湾に到着。量販店やレストランが開催した米産牛肉フェアには、来店者が殺到し、発売直後に売りきれる店も出た。しかし一方で、「消費者の出方を見たい」と、販売を見合わせた業者も少なくない。
 大手量販店チェーンの「大潤発」では、米牛肉十トンを輸入。午前中から販売を開始した。価格はサーロイン一キロ九百元(約三千円)、リブ一キロ六百元(約二千円)と従来のオーストラリア牛よりは高めだが、米牛肉はサシの入りもよく、柔らかくておいしいと、買い物客が殺到した。

 今回米牛肉の使用を見送ったレストラン関係者は、「米牛肉は肉質が良いが、価格が高いのが欠点だ。オーストラリアでも和牛を米産の穀物で育てており、価格も安い。今後消費者の米牛肉に対するニーズの動向を見て、販売するか決めたい」と述べた。