【中国時報】バイオ燃料 中国で製造 今月下旬に日台合弁企業


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 バイオエタノールを製造・販売する台湾コスモはこのほど、1月下旬から中国でのバイオエタノールの本格製造と販売を開始すると発表した。同社は、日本の環境ベンチャーのマザーコスモ(本社・滋賀県)と台湾企業の合弁企業だ。

 同社は2008年、台湾で創立。現在台湾中部の彰浜工業区に世界最大規模のバイオエタノール工場を稼働。原料は稲わら、サトウキビの搾りかす、茶殻、果物の皮などで、食糧需給に影響を与えないことが特徴だ。
 これまで精製には、原料発酵に7日から10日を要していたが、同社は2日に短縮。従来2億5千万円前後の1トンクラスの生産設備も、約5千万円の低価格化を実現している。中国での工場稼働を機に、世界を視野に入れた事業展開を目指す方針だ。