【中国時報】年男年女で廟にぎわう 神様の怒り逃れる?


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 中国では伝統的に年男や年女は、その年のえとをつかさどる神様の怒りを買い、運気が下がるといわれているため、旧正月期間は、1年の平安を祈る年男と年女で、各地の廟(びょう)は大変なにぎわいだ。

 民俗学の専門家によると、その年のえとに生まれた人とその6年後のえとに当たる人は、えとをつかさどる神「大歳星君」の領域を侵す者と見なされ、怒りを買うとされている。今年は辰(たつ)年と戌(いぬ)年生まれの人にとっては受難の年ということになる。
 運気を下げないためには、お札や廟での祈祷(きとう)が有効だとされているため、毎年年初には参拝する人が激増。台北市の古刹(こさつ)・龍山寺では毎年5万人から6万人が厄よけに訪れている。近年、外国人にもこの風習が広がりつつあるようで、外国人参拝者も増えている。