【中国時報】労働者不足が深刻 北京、生活コスト上昇要因か


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 北京では家政婦やガードマン、製造業の工員などの求人が、旧正月以降増加しているが、他の都市に比べ給与は高いにもかかわらず応募者が少なく、メーカーや商店ばかりか家政婦が見つからないと家庭でも、深刻な人手不足となっている。

 ある企業では月給2500人民元(約3万2千円)で工員60人を募集したところ、求人広告を出して10日以上たっても応募はわずか20人。某四川料理店でも、「月給を2、3百元(3千円前後)上げたが、やはり応募がない」と嘆いている。
 この現象について専門家は、急速な都市化による一種のねじれ現象だと分析。経済的な発展に伴い求人が激増する一方、家賃などの生活コストも上昇し、低所得者層には住みにくい環境になっていることが原因とみている。