潮の流れ、朝夕に好機


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 「ウミンチュ顔負け、また釣った特大マグロ78.5キロ、74キロ、大漁屋釣りクラブ翁長会長、西銘吉晶さん」
 この人たちはどんな釣り方で大型マグロだけを狙って釣るのだろうか? マグロは大きくなるほどトロ身が多くなるのでセリ値も上昇する、数少ない魚種の一つである。10月18日、海翔丸(西銘船長)で金武沖に出た2人は午前6時ごろダブルヒット、78.5キロ、74キロの超特大を釣り上げた。一般的にキハダマグロは30キロ級が大型だといわれている。(マンモス南風原)
 詳しくは、次週15日発売予定の海と釣り42号の中で、大漁屋釣りクラブとの対談記事がありますので参照してください。
 ○2週連続タマン2けた釣り、慶良間のビーチからの夜釣り
 前週掲載の玉那覇さんと同行し大釣りした上當ファミリー副社長の淳さんは3日から4日にかけて、慶良間の前回とは別のビーチで夜釣り、最大74センチのタマンなど2週連続で2けた釣りをした。アタリは20数回、上げ7分から下げ7分前後にアタリが集中した。ポイントは水深2~3メートル、12号道糸をぶち切ったガーラのアタリも2度ほどあった。餌は昼間釣ったヤマトビーの切り身が抜群、他はシガヤーダコを使った。(マンモス泡瀬)
 ○タマン仕掛けに26キロのガーラ 那覇一文字
 10月29日、新里誠さんは南の1番でタマンを狙って夜釣り。仕掛けは道糸12号、ハリス16号、オモリ40号、タマンバリ22号、マグロのハラモの餌。午後9時に大きなアタリで道糸が切られ、午前4時に26キロの大型ガーラを釣り上げた。(丸沖つりぐ)
 【注】道糸12号、大型スピニングリールでは25キロ前後が限度です。
 ○夜の下げ潮を狙って49センチと46.5センチのカーエー 糸満西崎漁港
 10周年を迎えるカーエーの名門釣りクラブ「BARI 2(バリとは九州のアイゴの方言)」の伊集厚夫さんは、11月4日深夜、ハリス8号のウキ釣り、水深は5メートル、11時ごろ49センチ、46.5センチが連続ヒットしたが、隣の釣り人がバラすと急に群れが散った。餌は生のオキアミよりボイルの方が良かった。(ウエラ)ポイントは防波堤釣り入門36PのK
 ○エギング急ピッチ
 古宇利漁港の防波堤には点々と無数の墨跡(10月29日)、砂辺海岸で10月29日、浜里光重さんがアオリイカ800グラムと700グラム、クブシミ800グラム、エギはサンノリーオリジナル。そのほかにも都屋漁港11月3日、北谷海岸11月4日、都屋11月4日などで釣果。(サンノリー北谷)
 ○ルアーで74.3センチの大型コチ 金武浜田漁港
 10月28日夕方5時半、上原誠さんはラインPE0.6号、リーダー3.5号、ルアーはエコギアーアルビノキス(L)で釣り上げた。翌日も同ポイントでヒットしたがブレイクした。ポイントは防波堤釣り入門61PのA(シーランド北谷)
 ○1人100匹以上、サビキの数だけミジュンが食い付いた本部イカダ
 11月5日、タイムサービスのように入れ食いしたのは午前8時半から10時半、午後は3時半から5時までの時間限定で、マキエが時計の針の5時と7時の方向に流れる時がよく釣れていた。遅くから来た80人近い釣り人は潮が全く動かない潮止まりの時間帯に苦戦していた。潮が流れない時はフカセや底物のイラブチャーやカーエーを食わせで狙う。読谷から来た古謝亜理紗さん、遥斗君(栄光ガーデンまるこ組)、喜瀬川凛ちゃん(嘉手納小4年)ファミリーは40センチのイラブチャーやヤマトナガイユなど釣っていた。(本部イカダ)
 《ワンポイントアドバイス》
 初心者は午前8時半の船で渡ると2時間ぐらいはミジュンが入れ食いするので楽しめる。朝夕の潮が流れる時が釣れるチャンス。
 フィッシング沖縄社 城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp