大会各部門でドラマ


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 25日、県内外から280人のアングラーが参加してオキナワ・インターナショナル・フィッシングトーナメント2012がとまりんを会場に行われた。エギング部門とジギング部門に分かれて実施され、それぞれの部門でドラマが生まれた。

 まず、エギング部門の渡嘉敷コースに参加した那覇市の金城拓磨さんは、渡嘉敷港から安波連ビーチに移動して1投目にヒット。ファーストランでラインを20メートルほど引き出された。慎重にやりとりをして寄せてくると2キロオーバーのでっかいアオリイカ。波に合わせて砂浜に引き上げると優勝を確信して体の震えが止まらなかった。エギングを始めて4年、これまで1・6キロが自己記録だった金城さんにとって一生忘れられない記録となった。

 ジギング部門に参加した浦添市の上村英樹さんは慶良間諸島の前島の南側、水深50メートルのポイントを流していると、底から10メートルほどジグを巻き上げた所で大物がヒット。一気に40メートルもラインが引き出された。ラインがPE0・4号、リーダーが3号という極細仕掛けだったので、20分かけて慎重にやりとりして、水面に浮かせたのは8・65キロのでっかいイヌバー。大会前から最優勝候補とうわさされていた上村さんだったが、ウルトラライトでの驚きの記録に集まったアングラーたちからも惜しみない拍手が送られた。主な結果は次の通り。

ジギングバトル部門(参加者65人)
▽1位 上村英樹 9・45キロ(イヌバー8・65キロほか)
▽2位 砂辺昌輝 7・45キロ
▽3位 玉那覇了 5・45キロ

エギングバトル本島コース(参加者120人)
▽1位 大城薫 2・03キロ
▽2位 金城博和 1・7キロ
▽3位 仲原伸一 1・55キロ

エギングバトル渡嘉敷コース(参加者41人)
▽1位 金城拓磨 2・09キロ
▽2位 古堅隼 240グラム
▽3位 嘉陽望 110グラム

エギングバトル座間味コース(参加者54人)
▽1位 岡正哉 390グラム
▽2位 福本真之 210グラム
▽3位 水津幸司 160グラム

コブシメ賞
▽久高一展 2・2キロ

 安全を第一にマナーを守って釣りを楽しもう。
 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

25日、安波連ビーチで2・09キロのアオリイカを釣った金城拓磨さん
25日、前島南で8・65キロのイヌバーを釣った上村英樹さん
25日、安波連漁港で1・3キロのアオリイカを釣った山田ヒロヒトさん(ダイワテスター)
22日、慶良間諸島で10キロのオーマチを釣り上げた与那嶺功さん
24日、金武湾で75センチ、5.7キロのタマンを釣った幸地泰成さん
23日、山原海岸で46.5センチ、1.13キロの尾長グレを釣った新垣勝さん(新垣商店・酔鈎)
19日、知念海岸で3・48キロのアオリイカを釣った翁長良治さん
19日、伊計島で1・88キロのアオリイカを釣った島袋大輔さん