【中国時報】黄色いハンカチ運動 被災地支援で始まる


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 東日本大震災の津波被害を受け、仙台市の荒浜地区に住宅建築を制限する「災害危険区域」を設定した日本政府の措置に対し、台湾の震災支援団体は居住権を侵害するものだとして、指定の撤回を求め、黄色いハンカチ運動を3月中旬から南投県の教会で始動する。

 被災地を視察した支援団体のひとつである新故郷文教基金会では、人々の暮らしや文化は土地と密接につながっているものであり、居住を希望する住民の強制的退去は、本当の町の復興にはつながらないと訴えた。
 台湾は大地震や水害などを経験し、町を再興してきた経験があり、日本政府にはこの台湾の経験を生かしてほしいと支援者は訴えている。それぞれの願いを黄色いハンカチに書き、台湾大地震の震源地に近い教会に掲げることにしている。