【中国時報】野球賭博でコーチを監禁 共犯者が自首


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 プロ野球球団ラニュー・ベアーズの林光宏ピッチングコーチが10月21日未明、高雄市内で何者かに拉致され、3時間後に解放された事件で捜査当局は先ごろ、容疑者を5人と特定。うち一人の女が説得に応じて自首したことを受け、押収したパソコンのデータを解析するなど、犯人逮捕に向け捜査を進めている。
 当局によると、野球賭博の元締めをしている暴力団組織・竹林幇系平堂の田堂主(組長)らは、魏士原容疑者を介して林コーチらと知り合い、頻繁に供応した後、300万元(約1千万円)を魏容疑者に渡して、林コーチらに800長試合をするよう依頼していた。
 しかし、800長が行われなかったため、3千万元(約1億円)の損失が出たとして、林コーチを拳銃で脅して車で拉致し、郊外のホテルに監禁するという報復を行ったと当局はみている。