【中国時報】鳥インフル猛威 台湾で初の流行


社会
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 世界動物保健機構(OIE)は6日、高病原性の鳥インフルエンザH5N2の感染が台湾政府から報告されたと発表した。通報は3月3日だが、感染は2月7日からすでに始まっていたものとみられている。高病原性鳥インフルエンザの流行は台湾では初めて。

 感染地域は、台湾西岸の中南部で、報告を受けて各地方自治体は殺処分を開始。2月13日には検査の結果、高病原性のH5N2ウイルスであることが分かった。OIEへの報告の遅れが問題視されている。
 3月7日には、彰化県の養鶏所で半月間に6千羽が死亡していることが判明。死亡率は実に40%に上っている。感染後の2週間で、3万個以上の鶏卵を出荷したことが分かっており、経営者の刑事責任が問われることになりそうだ。