中学校のころから釣りを始め釣り歴20年の具志堅新志さんは、昨年からカヤックフィッシングにハマっている。1日も昼の3時から釣り仲間の喜納さんと伊計島にルアー釣りに出掛けた。リーフ近くにアンカーを打ち、10グラムのスプーンをキャストしていると、午後4時にいきなりのヒット。ものすごい勢いでラインが引き出される。
このままではラインを全部引き出されてしまうと、アンカーを上げカヤックで追うころには100メートル巻いたラインが残り10~20メートルとわずかになっていた。そこから相棒の喜納さんがカヤックをこいでタマンを追った。必死にポンピングでリールを巻いてタマンを寄せては、またラインを引き出されること数回。20分ほどでランディングしたのは56センチ、2・9キロで具志堅さんの自己新記録となるタマンとなった。好きなポイントへ好きな時間に行けるカヤックフィッシングは静かなブームだが、安全第一で釣りを楽しみたい。
安全を第一にマナーを守って釣りを楽しもう。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)