初のグレ 55センチ大物


社会
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 伊保智さんはこれまで、いろいろな大物を釣った実績を持つフカセ釣りの名手。しかしいまだ尾長グレを釣ったことはなかった。14日も尾長を狙って釣り友の屋嘉博之さんと午前6時から宜名真海岸で竿(さお)を出した。コマセをまくと餌取りが浮いてきて、亀まで顔を出して、本命の魚はヒットしない。

しばらくして屋嘉さんの仕掛けに亀が食い付いた。10分ほどやり取りをしているとやっと亀から針が外れた。その後午前9時になって、初めて伊保さんのウキが消し込み、ロッドにも魚の重量感が伝わった。大物だと直感した伊保さんは慎重にやりとり。ラインを15メートルほど引き出し、下へ下へと突っ込む。ハリスは1・5号なので無理はできない。竿を立ててポンピングで慎重に魚を寄せてくると、今度は右に左に逃げ回る。7分ほどして姿を現したのは55センチのでっかい尾長グレ。伊保さんにとって初の尾長グレで、しかも55センチの大物でうれしさで体が震えた。その後もイスズミやグルクンなどが入れ食いしたが、本命を釣って満足したので午後2時に早上がりで帰った。

釣り教室
 金武町中川地区には多くのちびっ子釣り師が多いので、11日公民館で釣り教室を開いた。講師は同町に住む大嶺均さんと誠さん兄弟。午前10時に公民館で針の結び方、釣りのマナーなどを学んだ後、福花漁港でまき餌の作り方など実践的なことを学んで竿を出し、カマサーなど釣って釣りの楽しさを学んだ。
 安全を第一にマナーを守って釣りを楽しもう。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

11日、お父さんと一緒に西崎漁港で68センチ、2・1キロと62センチ、1・7キロのコチを活エビ餌のぶっ込み釣りで釣った新垣慶晃君(豊見城小学校5年)
2月24日、伊江島沖の泳がせ釣りで15キロのカンパチを釣ったハヤブサの歯朶由美社長
11日、金武町中川公民館の釣り教室に参加した皆さん
16日、ハンビー海岸で45・4センチ、1・8キロのチヌを釣った仲地昌也さん
16日、4・1キロのアオリイカを釣った崎原恒一さん
4日、海中道路で2・05キロのクブシミを釣った山城朝宏さん
13日、平敷屋海岸で41・5センチ、1・2キロのチヌを釣った恩納大祐さん