【中国時報】50~64歳の離婚が10年前の2倍以上


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 台湾政府主計処が先ごろ発表した統計結果によると、昨年離婚した夫婦は5万7千組以上。特に50~64歳の離婚件数の増加が著しく、10年前の2倍以上に上ることが分かった。

 建国百年を迎えた昨年は、結婚ブームでもあったが、離婚も急増。15歳以上の累計離婚数は、一昨年の139・1万人から一気に140万の大台を超え、144・3万人に。総人口の7・32%を占めるに至っている。
 最も離婚率が高い年齢層は、依然35~49歳だが、率の増加では50~64歳が最も顕著だ。専門家は、女性の教育水準と就業率の向上、そして個人主義の台頭が原因と分析している。2006年の調査によると、台湾の離婚率は0・283%とアジア最高で、アメリカの0・3%に迫る傾向にある。