【中国時報】月収5万円超3・7%上昇 昨年の外国人労働者


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 台湾政府の労働委員会(厚労省)の調査によると、昨年の外国人労働者の平均収入は月額1万8447元(約5万2千円)。一昨年比では3・7%上昇しており、昨年度の最低賃金の上昇率3・47%を上回ることが分かった。

 同会によると、過去10年間で、最低賃金の調整が2回行われたのに対し、外国人労働者の最低賃金の調整は5回。基本給のほか、食費や残業手当を加えれば、年々顕著な上昇傾向にある。
 外国人労働者42万931人の内、製造業の従業員が最も多く、21万1716人。技術力が重視される業種でもあり、近隣諸国との獲得競争も過熱。ベテラン従業員の確保のため、毎年昇給を行っている企業も少なくなく、もはや「安価な労働力」ではなくなろうとしている。