【中国時報】違法ソフト使い資金浄化が増加 銀聯カードで不正


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 台湾の警察当局によると、近年中国のクレジットカード・銀聯(ぎんれん)カードによるマネーロンダリングが増えている。台湾では2000年から、銀聯カードによるキャッシングが解禁。台湾全土1万6千カ所のATMで人民元もしくは台湾元を引き出すことが可能になっている。

 1日1人当たりのキャッシングの上限は、1万人民元(約13万円)もしくは、2万台湾元(約5万6千円)。そのため、違法ソフトを使って、振り込んだ現金は100以上の口座に1口座1万人民元になるよう分散されており、その現金を台湾で全額引き出すという手口が使われている。
 銀聯カードは1999年から台湾での使用が解禁。消費額が高額な中国人観光客の便宜を図るため、翌年キャッシングも解禁された。