【中国時報】孫文生誕140周年式典 中国が初、台湾からも出席


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 中国政府は12日、人民大会堂で、政府高官や海外からの来賓列席の下、孫文生誕140周年を記念する式典を行った。中国政府がこれほど盛大に孫文の生誕を祝うのは、初めて。台湾代表も初めて招待され、許信良氏らが出席した。
 胡錦濤国家主席は、記念式典に参加したほか、孫文を記念するシンポジウムの出席者とも会見し、孫文の中国への功績をたたえるとともに、中国の国家元首としては初めて孫文を「国家の最高指導者だった」と認める発言をしたと伝えられている。
 孫文は晩年、共産党との協調政策を打ち出し、未亡人である宋慶齢夫人も共産党支持の姿勢を堅持したため、1949年以降の中国で認められた数少ない中国国民党籍の革命家の一人。現在中国では孫文を「中国近代民主革命の先駆者」と位置づけている。