【中国時報】台湾ダイソー値上げ 円高、コスト高が背景


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 台北に1号店を開店してから十数年。日本と同じ1万点を超える品ぞろえと39元(107円)均一の価格で人気の台湾大創(ダイソー)はこのほど、5月から一部の商品の価格を値上げすると発表した。

親しまれてきた「39均」の看板返上の危機だ。同社によると、値上げは円高と電気料金の値上げなどに伴う、コストの上昇によるものだ。値上げ品目を抑えるべく、比較的原価の高い土鍋と、原価の低いレンゲや取り皿をセットで販売し、実質1品39元を維持するなど腐心している。
 現在、台湾各地に展開するのは30店舗以上。値上げ前の知らせに買い物客が殺到しており、同社でも20日から7点購入で1点無料進呈というバーゲンをスタート。連日これまでにない盛況が続いている。