【中国時報】経済犯が高額納税 台湾逃亡、中国で“名士”


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 中国国籍を取得し、教職に就くなど地道な第2の人生を送る経済犯もいるが、会社から600億元(約1600億円)を横領し、指名手配されている元東帝士(トンディーシー)総裁の陳由豪(チェン・ヨウハオ)は、福建省で石油化学関連の企業を設立。今では彰州のGDPの4分の1以上を支える地方産業の担い手であり、名士として知られている。

 中台間には犯人の引き渡しに関する協定が結ばれており、40億円を横領した劉凱斎(リォウ・カイザイ)が台湾に送還されているが、大物経済犯の引き渡しは実現していない。
 横領罪や収賄罪で起訴され、海外逃亡する台湾人経済犯に最も人気なのが中国。地理的にも近い上に、言葉の障害もなく、中国で起業し、今では地方の高額納税者として“名士”扱いされている台湾人逃亡犯も少なくない。
 中国国籍を取得し、教職に就くなど地道な第2の人生を送る経済犯もいるが、会社から600億元(約1600億円)を横領し、指名手配されている元東帝士(トンディーシー)総裁の陳由豪(チェン・ヨウハオ)は、福建省で石油化学関連の企業を設立。今では彰州のGDPの4分の1以上を支える地方産業の担い手であり、名士として知られている。
 中台間には犯人の引き渡しに関する協定が結ばれており、40億円を横領した劉凱斎(リォウ・カイザイ)が台湾に送還されているが、大物経済犯の引き渡しは実現していない。