【中国時報】外来で暴行多発 医師が被害者に


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 立法院(国会)の福利と衛生環境に関する委員会は17日、近年救急外来で暴力団の構成員らに医師が暴行を受ける事件が多発していることを受け、地域病院以上のクラスの病院に警官を常駐させることを協議した。

 メディアに報道されただけでも、ことしに入り、すでに10件以上の暴行事件が発生。数年前には某私立病院の医師が首をナイフで切り付けられ、瀕死(ひんし)の重傷を負ったケースも発生したが、犯人は野放しのままだ。
 政府衛生署(厚労省)は昨年、救急外来の入り口に24時間体制で警備員を配置し、付き添いの人数制限や面会時間の制限、警察とのホットラインを設けるなど、救急外来における安全の指針を示しているが、病院側は警備員には逮捕権がないとして、警察の配備を求めている。