黒島でマクブ、カマジィー


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 5月22日、石垣島在住の新城至さん(フィードマン)は、メンバーの下里肇さんと2人で黒島一文字に渡った。夜釣りではクチナジやイナクーなどがポツポツ釣れたのみで夜明けを迎えた。午前7時、島ダコをエサに投げ込んでいた竿(さお)が大きく曲がった。すぐに竿を持ちファイト開始。魚は右に左に走り回るが、2分ほどで浮いたのは6キロのマクブ。続いて8時10分にシジャーの切り身を餌に投げ込んでいた8号竿がグニャグニャと揺れるようなアタリがあったので、手持ちでアタリを待っていると、竿先が一気に海面に突き刺さるように突っ込んだ。

 フッキングを入れファイト開始。魚は右に左に逃げ回る。5~6分で寄せ、ギャフを掛けて堤防に引き上げたのは16キロのカマジィー(八重山でのロウニンアジの方言名)。ちょうどその時、朝一番の定期船が通り掛かり、様子を見ていた観光客からも拍手喝采の嵐だったそうだ。

 5月25日から27日までの3日間行われた第8回カーエー沖縄王座決定戦(公益法人日釣振沖縄県支部主催)で、泡瀬漁港を会場に検量・表彰式が行われた。今年は参加者114人中、検量者5人という厳しい状況だったが、宜野湾海岸で2・08キロ、44センチのカーエーを釣った伊波さんが優勝した。主な結果は次の通り。

 1位=伊波康行(2・08キロ、44センチ、宜野湾海岸)、2位=大城辰也(1・91キロ、41・5センチ、宜野湾海岸)、3位=仲里正敏(1・82キロ、43センチ、恩納海岸)

 県内でも最も歴史のある釣り大会の一つ、第28回中部親睦沖釣り大会が泡瀬漁港を会場に開催された。主な結果は次の通り。

 チーム総合優勝=とまと(1人平均15・6キロ)大物賞1位=崎浜秀智(サワラ12・5キロ)、2位=上原正規(サワラ7・6キロ)、3位=幸地康成(アカジン3・7キロ)重量賞=小浜守彦(24・1キロ)レディース賞=西平笑(19・3キロ)(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

5月23日、黒島一文字で6キロのマクブと16キロのカマジィーを釣った新城至さん
5月23日、読谷海岸で67・5センチ、3・74キロのタマンを釣った島袋健二さん(チームFTC)
5月20日、伊平屋島で70センチ、4・9キロのタマンを釣った新垣正人さん
5月21日、恩納海岸で72センチ、4・6キロのタマンを釣った當山進也さん
5月24日、西崎でポッパーで88センチ、7・04キロのガーラを釣った照喜名祥太さん
5月27日 第8回カーエー沖縄王座決定戦で上位入賞した(左から)大城さん、伊波さん、仲里さん
5月27日、第28回中部親睦沖釣り大会で12・5キロのサワラを釣って大物1位に輝いた崎浜秀智さん(オーパFC)
5月21日、南部海岸でエーグヮー39センチ、グルクマー40センチ・グルクン35センチほかを釣った金城海渡さん
5月23日、西崎でサンマ切り身で垂らし釣りで60センチ、3.14キロのミーバイを釣った上原優希君(小6)
5月22日、熱田一文字で1キロのオニヒラアジを釣った石川麗華さん(オーパFC)