人気のロックバンド「モンゴル800」の高里悟さんは自他共に認める釣り好き。忙しいスケジュールの合間に沖縄をはじめ全国で竿を出す釣り師。5月29日、ホームグラウンドの浦添海岸で昼間釣ったシジャーを切り身にしてタマンを狙っていたところ、大物が食い付いてライン切れ。その引きからガーラ(ロウニンアジ)だと確信した高里さん、翌日に釣り仲間2人を誘って再び前日のポイントに入った。午後10時にポイントに入り、今度はガーラ狙いの仕掛けを投げ込んでアタリを待った。
最初のアタリは、翌31日の午前2時に友人の竿がフニャフニャと揺れるガーラのアタリ。フッキングを入れると、凄い勢いでラインが出て高切れ。その数分後、今度は高里さんの竿にアタリ。すぐにフッキングを入れると、すごい勢いで手前の根に向かっていくので、ラインを出して沖の根に向かって走るようにコントロール。200メートルほど走らせると、さすがのモンスターも勢いが落ちてきたので、ポンピングで魚を寄せる。
手前までは意外に素直に寄ってきたが、後少しでランディングというところになると、最後の力を振り絞ってテトラの際を走る。途中ポールやテトラに掛かったりしたが冷静に対処してヒットしてから約20分で無事ランディング。これが25・6キロのガーラで高里さんにも久しぶりの大物となった。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)