宜野座村在住の下地朝之さんは6月16、17日の2日間行われたGFG沖縄主催のタマン釣り親睦会にエントリー。下地さんと言えば、沖釣りをはじめ、さまざまな釣り大会で優勝の実績を持つ実力者。
しかし、昨年のこの大会では対象魚のタマンを釣ることができず悔しい思いをした。それで今年は優勝を狙って、慎重に情報を集めポイントを選定。16日、釣り仲間の當山康彦さんと2人で朝一便のフェリーで伊是名島に渡り、地元の漁船をチャターして屋那覇島近くの小島へと渡った。
最初のヒットは午後8時ごろ。當山さんに57・8センチのタマンが釣れた。午後10時30分に下地さんのタマンSP6号が大きく曲がった。針に掛かったタマンは強い引きで抵抗するが、下地さんの巧みな竿捌(さおさば)きで数分後には砂浜へと引き上げられた。ライトに浮き上がったでっかい70センチのタマンを見て優勝を確信した下地さん。その後も53センチのタマンを釣り上げ納竿(のうかん)。狙い通り優勝の栄冠を手に入れ、釣り仲間の當山さんも3位という成績を収めた。
主な結果は次の通り。
▼1位=下地朝之(70センチ、4・27キロ)
▼2位=謝花誠(59・2センチ、2・7キロ)
▼3位=當山康彦(57・8センチ、2・49キロ)
▼4位=西平笑(52・8センチ、1・99キロ)
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6月14日、日釣振沖縄県支部と沖縄県ダイビング安全対策協議会は残波沖の海底清掃と、残波岬周辺の釣り場清掃を行った。水深30~40メートル海底からは釣り糸や、オモリ他、サマーベット等、陸上班は空き缶やビニールごみ等、約350キロを回収した。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)