【中国時報】台湾で“嫁取り”へ 中国富裕層、問い合わせ増加


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 中国に比べれば比較的裕福だが、さまざまな事情で台湾は嫁探しに失敗した人が中国から若いお嫁さんをもらうという中国からの嫁取りブームは、今は昔。

二十数年たった今は、台湾人との結婚を希望する中国の富裕層からの問い合わせが、台湾の結婚相談所に寄せられ始めている。台湾の業者によると、中国人希望者の多くは留学を経験した企業経営者の子弟や医師などの富裕層。企業家は会計事務ができる女性、医師は看護師など、相手の具体的な能力や職種を指定してくるところが特徴だ。
 若い世代だけではなく、中には配偶者と死別した中年女性が、台湾の親戚を訪れたついでに相談所を訪れた例もあった。お見合いはしたものの、話しているうちに文化的に大きなギャップがあると感じるカップルが少なくなく、成功例はまだまだ少ないようだ。