【中国時報】不動産融資 6割に制限 価格高騰に対応


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 高騰を続ける不動産価格を抑制するため、台湾中央銀行は6月21日、取引価格が8千万元(約2億円)を超える不動産の購入については、物件価格に対する融資比率を6割に制限すると発表した。

銀行ごとに融資比率が異なるため、各行との折衝を開始している。
 融資比率が6割に制限されるのは、台北市と新北市では8千万元以上、他の地域では5千万円以上の物件。
 現在、高価物件の融資比率は80%から97%と、通常物件の融資比率平均71%を大きく上回っている。
 中央銀行の彭淮南(ポン・ホワイナン)総裁は、億ションといわれる物件は即金で購入されていると思われているが、事実と異なると説明。今回の措置で特に投機的な不動産売買が目立つ首都およびその近郊と台中の価格高騰に歯止めがかかることを期待している。