【中国時報】高速鉄道、初の黒字 累積赤字解消遠く


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 台湾高速鉄道は6月22日に株主総会を開き、昨年度の税引き後利益が57・8億元(約150億円)と、営業開始5年目にして初の黒字に転じたことを発表した。

しかし、過去4年間の累積赤字は依然677億8600万元(約1800億円)と解消には遠い。
 昨年度は一昨年度より3・39%多い4万8553本を運行。一昨年比で12・7%多い、延べ4163万人が利用した。運行状況も順調で無事故だった上、定時運行も目標の98%を上回る99・86%だった。
 営業収入は322・4億元(約860億円)と一昨年比で16・65%成長したが、営業開始からの累積赤字は677億元余り(約1800億円)。依然資本金1053億元(約2千800億円)の半分以上を占め、経営に重くのしかかっている。