水温高めで潮の流れも良好


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 忙しい時ほど飲み会や釣行回数が多くなるもの、今年はエルニーニョ現象の影響で水温も高めで潮の流れも良く魚がよく釣れている。
 中南部では11月の磯釣りのメーンフィッシュ、チヌがハンビー、石川、泡瀬、西原、金武、西崎、瀬長島、夢咲公園など各地で40センチ級が釣れている。イカも真栄田、伊計、石川、金武などで大型、カゴ釣りは那覇一文字の赤灯のグルクン、新宜野湾漁港のミジュンにサヨリの接近も始まった。離島のタマンは好調持続、そろそろフカセで慶良間のグレも狙い時、ベテランは例年通り船からの正月用のシルイユー、マジク釣りの準備と楽しい12月の釣り月のスタートである。

《各地の釣果》
 ◎釣りのトライアスロン
 3種の魚を3通りの釣り方で釣った浜里光重さんの快記録。3種の魚の長寸合計で順位を決める釣り大会はあるが、3種類の方法で釣った日本初の快記録ではないか? 11月21日、釣り場は宜野湾市大山海岸、午前5時、エギングで600グラムのイカ。5時30分打ち込み釣りで73センチのタマン。6時30分、ルアーで69センチのガーラをゲットした。(サンノリー北谷)
 ◎マクブはカニで釣れ
 ウロコも空揚げにして食べるほど高級刺身魚のマクブ。寒くなるほど美味、今が絶好の狙い時。深場の漁港などで10号以上のハリスの打ち込み釣りで釣れる。必釣のコツは90%がカニの餌にヒットする。11月26日、うるま市の安藤嘉之さん、沖縄市夢咲公園でカニの餌の打ち込み釣りで63センチのマクブを釣った。(つりぐの米吉)
 ◎泡瀬一文字、チヌにイカ接近中
 冬は海水の透明度が高くなり、釣り人が動く影でもチヌの群れも散ると言われる。マキエもパラパラと撒き、できるだけ静かに釣るのがコツ。11月25日仲地勇人さん、一文字旧堤中央内側の浅場で40センチ級のチヌ6枚とイカ3杯の釣果。ハリス1・5号のウキ釣り、海底は砂泥地なので引き釣り、満潮から下げ1時間にアタリが集中した。(熱田つりぐ)
 ◎自己記録6・3キロのクブシミを釣った天願淳さん
 11月21日午後8時、都屋漁港防波堤で道糸・ハリス10号、ビークバリ2/0に活きボラを背掛けにしてウキ釣りでの釣果、ウキ下4メートル、底近くを狙った。(サンノリー北谷)
 ◎慶良間沖・船からシルイユー絶好調
 全長75センチ、重量6・5キロの大型をルアーでゲットした知念清憲さん。11月25日、まさ丸(東金嶺船長)で慶良間沖水深120メートル、ラインPE4号、リーダー80ポンド、ルアータメンタイ150グラム、色はピンク、他に8キロ級カンパチ2本などの釣果。(マンモス曙)
 ◎マイボート4・85キロのシルイユーにムルー30匹を釣った居酒屋一郎屋代表の宮城判司さん
 11月23日慶良間沖、イカの切り身を餌に流し釣りでの釣果。(シーメイト)
 ◎カーエー狙いのウキ釣りに50センチオーバーのタマン4人で8匹
 養殖場から逃げ出したのではと噂になっているタマンは2週連続で釣れている。釣り場はマックスバリュ前か浜崎漁港なのか?。
 ◎深夜のカーエー好調
 11月19日、浦添市の比嘉良治さんは本部新港で深夜2時、49センチの大型カーエー、近くの釣り人も午前一時ごろ40センチオーバーを釣っていた。(サンノリー2)
     ◇     ◇
 フィッシング沖縄社 城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)快記録“釣りのトライアスロン”。3種類の魚を3通りの釣り方で釣った浜里さん
(2)高級魚マクブはカニで釣れる。釣り人安藤さん
(3)泡瀬一文字のチヌとイカ(写真は幸地賢吾君・小学3年生)
(4)自己記録6・3キロのクブシミと天願さん
(5)ルアーで75センチの大型シルイユーをゲットした知念さん
(6)マイボートでシルイユーを釣った宮城さん
(7)本部港で釣れた49センチのカーエーと比嘉さん