【中国時報】事故死者100人減 飲酒運転取り締まり強化


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 台湾政府内政部(省)の李鴻源大臣は12日、飲酒運転の取り締まり強化により、ことし上半期の事故死者が昨年同期比で100人余り減ったと発表した。

しかし、飲酒運転の件数は増える傾向にあり、政府はドライバーの再教育に努めたいとしている。
 台湾は飲酒運転による事故には、より重い量刑が課せられるが、飲酒運転自体は軽い罰金刑。そのため依然、飲酒運転は減らない。政府は、事故後の罰則の強化とともに、飲酒運転自体への罰則も重くしようと、法改正を検討している。
 李大臣は「100人の被害者には100の家族があり、100人の加害者にも家族がある」とし、100人余の死亡事故の減少は、多くの家庭を不幸から救ったに等しいと取り締まりの成果を評価した。