県系人、続々ブラジル入り 若者ウチナーンチュ大会きょう開幕


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ボリビアから到着した大会参加者10人を、ブラジル支部の仲間が出迎えた=23日午後2時半ごろ(現地時間)、サンパウロ市のグアルーリョス国際空港

 世界8カ国の若い県系人が集う「第1回世界若者ウチナーンチュ大会ブラジル2012」が25日、ブラジルのサンパウロ市で開幕する。

ブラジルを中心にペルーやアルゼンチン、アメリカなどから約150人が参加。4日間の日程で、世界のウチナーネットワークの活用や沖縄文化の継承などについて意見を交わす。大会開幕を前に、参加者が続々とブラジルに到着した。
 大会沖縄本部事務局長の玉元三奈美さん(24)はブラジル支部と言葉や時差の壁を乗り越えながら、準備を進めてきたことを説明。資金面などで受けた多くの支援に感謝し「沖縄の未来を担っていく存在として、参加者全員で大会を成功させたい」と意気込んだ。ボリビア支部代表の池原五月さん(27)は「世界の仲間との交流が楽しみ」と笑顔。「ウチナーンチュの熱い気持ちを持ち帰り、若い県系ボリビア人に伝えたい」と話した。(安原亜紀子通信員)