【中国時報】シャープ株急落で鴻海グループ大打撃


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 シャープの株価が23日、300円台を割る安値に下落したことから、筆頭株主である台湾の鴻海(ホンハイ)グループの株にも大量の売り注文が殺到した。

 この影響で鴻海の株価は3元(約7・8円)下落し、グループ全体で385億元(約1千億円)の損失となった。
 鴻海とその子会社の富士康(ファックスコン)などグーループ4社はことし6月、シャープの株9・871%を669億円で取得。筆頭株主となった。シャープ株の第2四半期の下落は想定内だったが、下落傾向は止まらず、第3四半期以降の下落も危ぶまれている。鴻海はシャープの経営立て直しのため、鴻海社員の取締役就任を求めたが、シャープの奥田隆司社長は株主総会でこれを拒否。鴻海は今後、双方の妥協点を見つけるべく、交渉を続けて行く方針だ。