【中国時報】台湾進出に大苦戦 中国の名店 味、価格に違和感


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 北京ダックの全聚徳(チュエンジュードー)、羊料理で知られる小肥羊(シァオフェイヤン)、四川風鍋の譚魚頭(タンユートー)と言えば、中国を代表し広く海外にも支店を展開する中国の有名レストラン。

しかし、全聚徳は台湾出店を断念。小肥羊や譚魚頭も閉店を余儀なくされるなど、台湾進出に大苦戦している。
 市場関係者によると、中国のチェーン店が台湾出店に関して犯しているミスは二つ。台湾の市場への無理解と高すぎる値段設定だ。ヘルシーさやさっぱりした味を好む台湾の消費者に中国の味は濃すぎ。中国本店の2割増しの高値にも消費者は違和感を覚えた。
 中国の名店は総じて豪華な内装を好むが、台湾の消費者が求めるのは味。かたくなに本店の味を守り、台湾の消費者の声に耳を傾けない姿勢が大きな障害となっているようだ。