【中国時報】外国人留学生の国内就労を解禁 台湾政府


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 台湾政府行政院は6月14日、台湾国内の大学を卒業した外国人留学生の台湾国内での就労を解禁した。

優秀な海外からの人材の確保を主眼としており、今後、留学生招致の目玉となることが期待されている。
 これまで台湾で外国人が就労するためには、海外で2年以上の就労経験が必要で、新卒は就職できなかった。雇用した場合も、専門職と技術職の最低賃金が4万7971元(約12万5千円)と比較的高く、企業が外国人雇用に積極的になれない要因となっていた。
 今回の措置で、2年間の就労は免除され、最低賃金も3万7619元(約9万8千円)に引き下げられた。教育部(文科省)はことし3月と6月、卒業後6カ月の企業実習も許可しており、今後全面解禁の可能性も出てきている。