【中国時報】独居老人へ食事宅配 高雄　安否確認も兼ね好評

　高雄（たかお）市では６５歳以上の歩行に障がいのある高齢者や独居老人に温かい食事を宅配するサービスを行っている。ボランティアが届ける食事とともに、その後のおしゃべりや将棋が、高齢者から好評を得ている。

　サービスは食事の宅配だけでなく、安否確認も兼ねており、お年寄りの転倒や体調の急変がないか確認するため、必ず手渡しで渡すことを指示。身の回りの世話やおしゃべりなども極力行うよう指導している。
　あるボランティアが担当する林さんは、家族が皆、アメリカに移民したため独居。宅配サービスが始まるまで、三度の食事もままならない状態だったが、宅配が始まってから状況は改善。帰ろうとすると林さんが手を握って引き留めるため、しばらくおしゃべりしすることが日課になっている。