【中国時報】エイズ感染78万人 20代、60歳以上で増加


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 このほど中国政府機関から発表された「2011年中国エイズ感染者推計」によると、昨年末の感染者は中国全土で約78万人。2006年の調査結果に比べ、覚せい剤などの注射による感染比率が減少し、性行為による感染が大幅に増加していることが分かった。

 感染者のうち、昨年新たに感染した患者は4万8千人。感染原因は異性との性交渉が46・5%と最も多く、次いで同性間の性交渉が17・4%、覚せい剤などの注射が28・4%、売血・輸血・血液製剤によるものが6・6%だった。
 年齢層では20~24歳が06年の20・3%から49%と大幅に増加。60歳以上も5・4%から11%に上昇した。患者数では、雲南、広西、河南、四川、新疆(しんきょう)、広東が多く、合わせて全体の75・8%を占めた。