台風後、各地でタマン


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 釣り人の間では、台風後はタマンやガーラが釣れるというのが定説となっている。台風でひっくり返された岩から貝やウニ等の餌が転がり落ちて、台風の間、餌にありつけなかった空腹のタマンやガーラが浅場に餌を求めて押し寄せるために、台風後にタマンやガーラを大釣りすることが多いようだ。

 昨年から本格的にタマン釣りを始めたサンノリースタッフの島本健司さんは台風15号が通過後の8月28日に、北谷町美浜の通称「風車下」のポイントで午後4時ごろからガーラ狙いで竿を出した。実はこの日、買ったばかりのガーラ狙いの両軸リールと石鯛竿で投げる練習を兼ねての釣行で、台風後は人気でなかなか空かない「風車下」に入れたことで、大型ガーラの期待が高まる。

 午後5時20分、竿が曲がり、巻き上げてみると58センチ、2・9キロのタマンが釣り上がった。再び仕掛けを投げ込むが、なかなかヒットしない。準備していた餌も残りわずかになった午後7時5分、61センチ、3・4キロのタマンを釣って納竿となった。本命ではなかったがうれしい外道を釣った島本さん、次回こそガーラを釣るぞと早くも次の釣行を計画中。

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 那覇市曙に24時間営業の釣具店「アクア」がオープンした。90坪の広い店内は品数も豊富で、生き餌・冷凍餌・配合餌も充実している。また、自社所有の釣り船で沖釣り案内も行っている。(電話)098(866)7811。
 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

8月21日、浜比嘉島で70・8センチ、4・76キロのタマンを釣った吉長健二さん
8月30日、宜野湾海岸で48センチ、1・7キロのチヌと42・1センチ、1・28キロのカーエーを釣った仲地昌也さん
8月29日、恩納海岸で55・1センチ、2・42キロのタマンを釣った屋宜秀和さん
9月1日、糸満沖のテンヤ釣りで20キロのアーラミーバイを釣った斎藤育弘さん(美咲都丸)
8月28日、風車ポイントで58センチと61センチのタマンを釣った島本健司さん
9月2日、慶良間沖でグルクン他を大漁した呉屋夫妻と石高さん(進海丸)
8月29日、西崎一文字で71センチ、5・03キロ他64センチと63センチのタマンを釣った仲村直さんと上間エステルさん
8月23日、那覇市曙に24時間営業の釣具店「アクア」がオープンした