【中国時報】人民元、直接決済へ 商取引成長に期待台湾と中国


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 台湾の中央銀行総裁・彭淮南(ポン・ホァイナン)は8月31日、中国人民銀行と人民元の直接決済に関するMOU(了解覚書)を締結したことを明らかにした。

人民元との決済業務は、11月1日から開始され、出入国の際の携帯上限額2万人民元という規制も解除される。
 決済業務は中台それぞれ一行ずつで行い、台湾では中国銀行の台北支店、中国では台湾銀行の上海支店が有力視されている。決済サービスの開始により、資金調達がより容易となり、今後の中台の商取引の成長が期待されている。
 これまで決済はいったんドルに換金してから行われてきたが、直接決済が可能となったことで、台湾は人民元の「人民幣離岸中心」(人民元のオフショアセンター)としての地位確立に一歩近づいたことになる。