【中国時報】台湾、外国人の雇用規制緩和


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 台湾の労働委員会(厚労省)は15日、80歳以上でバーセル指数(日常生活における機能評価)が60点以下の老齢者に対する外国人介護人の雇用規制を緩和した。これまでは規制が厳しかったため、違法に介護人を雇用する例が後を絶たなかった。

 現在台湾国内の80歳以上の老齢者は52万人。これに対し外国人介護人はわずか9万7千人で大幅に不足していた。
 今回の規制緩和で、3万3千人の新規雇用が可能となり、80歳以上の老齢者の4人に1人が外国人介護人を雇用することができるようになった。
 一方政府は、介護人に家事や買い物など、本来の業務以外の仕事を強要する例が少なくないことから、今後は取り締りを強化し、違反者には3万元(約8万円)から15万元(約40万円)の罰金を科すことにしている。