台湾の人材バンクの調査によると、企業の95%が学歴不問としており、修士以上に限定している企業は全体の4・5%に限られていることが分かった。
高学歴を要求している企業の多くはIT関連企業だった。
これは学卒と修士では能力にほとんど差がないと一般企業が考えた結果。104人材バンクが会員企業を対象に実施した調査では、人材を20項目10段階で評価した結果、修士が学士より優れていると評価されたのはわずか3項目。昨年の5項目より減少した。
就職市場に詳しい専門家は、修士以上の学位が求められているのは高い専門性が必要な流通管理やIT関連、学術関連に限られている。
学位の優位性を盲信して、社会に出る時期を逃すことがないよう就活生に呼び掛けている。