【中国時報】海峡交流基金会、江理事長が辞任 中台交流に力


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 台湾の対中窓口である海峡交流基金会の江丙坤(こうへいこん)理事長(79)は19日、記者会見し、体力、年齢、生涯設計を理由に辞表を提出したことを明らかにした。

 馬英九総統はいったん慰留したが、これを受理。27日に開催される同基金会の理事会で辞職が承認されるとみられている。
 江理事長は経済部長(経産相)などを歴任した後、2008年5月、同会理事長に就任した。
 4年の任期中、8回にわたり中国政府と交渉し、中台間の自由貿易協定など、経済交流の再開と振興に尽力してきた。
 中国に進出している台湾系企業からは江氏の辞任を嘆く声もあるが、中台関係については台湾国内には賛否両論あり、反対派による家族への危害を江氏は恐れてきた。
 後任には林中森(りんちゅうしん)国民党秘書長(幹事長)が有力視されている。