【中国時報】上海ガニの水揚げ開始 飼料高騰でやや高値


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 最も良質な上海ガニの産地として有名な陽澄湖(ようちょうこ)で22日、上海ガニの水揚げが始まった。ことしの産地価格は、500グラム140人民元(約1700円)。

近隣では沿道でカニを売る屋台が並び、ネット上では購入予約の申し込みが殺到している。ことしの収穫予想は約2500トン。昨年よりやや多い見通しだが、人件費や飼料の高騰でコストが5%から10%上がっており、価格もやや高め。オスが200グラム、メスが150グラムの中型が最も多く、500グラム140人民元から180人民元(2千円前後)で取引されている。
 「上海ガニは食べるものではなく、贈るもの」と言われるほど庶民には高値の花の上海ガニだが、近年ネット上では市価の8割引きで予約購入券が発売されており、生産者はカニの原価割れを嘆いている。