フィッシングメイトとまとの与世田朝一さんは、東京に移り住んだ友人の前田さんが沖縄に帰って来た時、2人でグルクン釣りに出掛けるのが恒例となっている。3日も2人で、沖縄市泡瀬漁港から久高沖にグルクン釣りに出掛けた。グルクンが釣れ、アカジンを釣ろうと、グルクンをエサに仕掛けを下ろした。
しばらくして強烈な引き込みがあり、リールを巻くことさえできない特大アーラミーバイがヒットし、3回のバラシ。実は与世田さんはアーラは道具や体に無理をかけるので、あまり望んでいなかった。翌日も釣りに出掛けた与世田さん、今度こそはアカジンと、津堅沖にポイントを変えた。
グルクンを釣って、アカジン仕掛けを下ろして、アタリを待つ。しかし、フカセ仕掛けで7キロくらいのサワラが釣れたのみで、お昼すぎになってもミーバイはノーヒット。午後3時すぎになって、ようやく竿(さお)が大きく曲がり、竿先が海中へ突き刺さった。またアーラが食い付いたが、前日と違って、今度はいくらかリールが巻ける。糸を巻いては、引きずり出されしながら、20分のファイトの後、海面に浮いたのは34キロのアーラミーバイ。本命ではなかったが、思わぬ大物を釣ったので、うれしい。が、やっぱりアカジンが釣りたかったと苦笑い。
◇ ◇
5日から7日までの3日間、本島および周辺離島をポイントに、県内最大のフカセ釣り大会が開催された。主な結果は次の通り。
▼優勝=安谷屋尚也(5尾、7・15キロ)
▼準優勝=新里淳(5尾、6・81キロ)
▼3位=小波津基(4尾、6・75キロ)
▼4位=松川明広(5尾、5・60キロ)
▼5位=上原繁(5尾、5・35キロ)
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
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