【交差点】2歳半になったKOA


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 息子のKOA(光亜)も2歳半になった。彼の誕生を本紙面で紹介させていただいてからはや2年半の月日がたったことになる。最近では会話も交わすことができるようにもなり、身長も大分伸び、日々、彼の成長を実感できるのに最高の幸せを感じている。
 心配事といえばトイレのしつけが遅れていていまだにオムツを24時間、着用していることぐらいである。かねて心配していたことは言葉の問題であるが、一番の言語はやはり英語、次に日本語、中国語の順で続いている。英語は仕方ないにしても、中国語より、日本語が得意ということは、唯一の先生であるパパの手柄である。エッヘン。
 ただ、クラスに通い始め、多くのシンガポール人の友人ができていることもあり、中国語のレベルは急速に向上している。今年に入り、私が大分忙しくなったのと、新しい日本語の本を購入していないこともあり、日本語のレベルはストップ気味。
 さらに、恐ろしいことではあるがわたし自身が英語の環境に浸っており、日本語を使うのが少々、面倒になってきており、特に疲れている日は彼に日本語で会話することが少なくなってきている。彼の日本語向上の責任はわたしにあり、私が怠けると彼の日本語は上達しないことをここで宣言し、自分自身にプレッシャーをかけたい。
 読者の方にも近い将来、KOAと会話をする方々がいるはず。その時に私が頑張ったか、怠けていたか判断していただきたいと思う。言葉だけではないが、KOAの父親としてどうあるべきか、自問することが、私の人生にとって非常に大事な部分になってきている。
 (遠山光一郎・シンガポール現地法人社長)