【中国時報】石垣経由に新造船投入 台中航路の大量貨物に対応


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 台湾と福建省を結ぶ貨物航路を運航している華栄海運は12月から、石垣経由の台湾・中国航路に新造船「華航1号」を投入した。10日には第1便が基隆港に入港している。同社が同航路に新造船を投入するのは、これが初めて。
 同社では2000年から石垣経由の定期貨物船を運航しているが、先ごろ企業との長期契約締結に成功し、大量の貨物をより確実に輸送する必要が出てきたため、新しい船の建造を決めたもの。来年にはさらに新造船1隻を投入する。
 「華航1号」は20フィートコンテナ650個を搭載することができる中型コンテナ船。石垣経由で台湾の基隆と福建省の福州、厦門を結ぶ。
 同社の台湾・中国航路では、主に中国へ輸出する工業原料を輸送しているが、台湾企業の中国流出などが原因で、創業当初に比べ業務量は半減している。